2017年05月13日

『実務から見た』シリーズよりも人気の書籍!

数年前では建築学会指針や技術基準解説書(旧センター指針)以外で最も構造設計者が参考にしている書籍としては上野先生の『実務から見た』シリーズがありました。

確認申請でも“実基礎”に書いてあると言えば、通る事も多々ありました。

しかし、最近の若い設計者で『実務から見た』シリーズを見ている人も少ない。まあ、2009年以降、改定がされていないので最新の基準に準拠しているとも言い難い。

代わって、最近の若い構造設計者が読んでいる建築構造の参考書籍としては、日本建築センター出版の『ひとりで学べる』シリーズ。特に若い世代ではこの本を所有している人が多い。

私も見せてもらった所、判りやすく、良くまとまっている。

これからは『ひとりで学べる』が建築構造分野のベストセラーになるでしょう。

 ひとりで学べるRC造建築物の構造計算演習帳 許容応力度計算編

 



 ひとりで学べるRC造建築物の構造計算演習帳 保有水平耐力計算編

 




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2017年05月04日

北朝鮮のミサイルを防ぐシェルターの構造設計

ゴールデンウイークの真っ最中でありますが、テレビ・新聞では連日、北朝鮮の核開発、ミサイル発射問題が報道され、Xデーはいつか?などと専門家が解説しています。

テレビの専門家によると標的は東京や大阪の都心部や米軍基地と言われていますが、続けて、ミサイル実験に失敗しているのを見ると何処にミサイルが落ちるか判らない。
ミサイル防衛システムも100%ではないらしいし、やはり、不安があります。

核シェルターの普及率はスイス、イスラエルの100%に対し、日本はたった0.02%

今後、ミサイルを防ぐシェルターの設置が増えていくことでしょう。

そこでシェルターの構造について、調べてみたところ、ネット上でも幾つかありました。

衝撃荷重に対する建築構造設計(山下設計)』によるとイスラエルのミサイルによる
攻撃を想定したバクダット放送局の場合は1階の床と地下室の外壁のコンクリート厚さを1m以上としているそうです。
その他、様々な状況に対する考え方が紹介されています。

特殊技術としてのシェルター(清水建設)』では地球上の建築で、最も過酷な外力が加わることを想定している構造物として、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射管制センターの構造が紹介されています。これは、万が一自国が核攻撃を受けた時、必ず相手国を核ミサイルで報復できるように相手の第一撃で壊滅しない事をクライテリアとしています。

この文献によると核弾頭が地表で爆発すると半径150m、深さ20mのクレーターができるとなっており、発射管制センターの構造は地下10mの深さに厚さ1.2mのコンクリートで作られているそうです。

これを考えると最低限、地下に厚さ1m以上のコンクリートで構造物は必要と思います。

また、日本建築学会からも以下の書籍が発刊されておりますので参考になると思います。

建築物の耐衝撃設計の考え方


北朝鮮の危機を脱したとしても憲法改正などの話も出ており、今後はシェルターの耐衝撃、防爆に対する構造計算、構造設計が必要になる時代が来るかもしれません。






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2017年04月20日

構造設計セミナーで構造設計を習得した構造設計者なんて居ますか?


『建築構造設計べんりねっと』へのコラムの投稿より。


建築構造設計べんりねっとに投稿します。
投稿、コラムと言うか、愚痴です。

うちの会社の若手社員のA君。今年で四年目。しかし、まだ、小さい建物も構造設計できるスキルも身に付けていない。

分からない事は自分で調べずに直ぐ上司に聞く。残業を古い社会と否定し、やたらと業務効率ばかり考える。協力事務所に依頼した方が効率が良いと主張。協力事務所には工程だけは厳しい。

そんな感じで自分で設計しないから、未だに小さい建物の構造設計も出来ない。

しかし、やる気のアピール?だけは人一倍。高い技術を身に付けたいのでと日本建築センターの基礎コースを始め、各種講習、セミナーには積極参加。

多分、費用は会社から出るし、その日は会社に来なくて良いと言うのが本当の理由と思うが。
更に会社の経費でしょうもない初歩的な構造設計の書籍を大量購入。

構造設計セミナーだけで、構造設計を習得した人なんて居ますか?

もし、そんな人が居るなら、聞いてみたい。上司の仕事を手伝いながら、覚えていくものではないですか?構造設計は。そんな時代ではないのですかね。


posted by 建築構造設計べんりねっと at 22:25| Comment(4) | コラム