2018年05月13日

構造設計料金が上昇傾向!

「構造設計★価格どっとこむ」のコーナーでRC造の構造設計料金の調査を更新しました。

http://arc-structure.sakura.ne.jp/service04.htm

条件は以下の通り
RCラーメン構造5階建 共同住宅
延べ面積  1000u、杭基礎
一部セットバック有り、計算ルート3
構造計算及び構造図一式(工事監理は無し)
構造計算適合判定有り
図面(標準図5枚、伏図7枚、軸組4枚、リスト4枚、詳細図2枚)

過去のアンケート、調査結果と比較すると以下となります。
2006年1月アンケート:650円/u
2007年4月アンケート:1,145円/u
2014年5月 調査:1,097円/u
2018年5月 調査:1,310円/u

2007年4月のアンケートは建築基準法改正の直前の先行き不透明な時期での結果ですが、これを見ると構造設計料金は上昇傾向にあります。

この結果と日経平均及び国交省による住宅建設工事費、消費者物価指数との比較をしてみました。
構造設計料金.png
住宅建設工事費、消費者物価指数は、若干の上昇はありますが、ほぼ横ばいです。日経平均(景気状況)との明確な相関性もありません。

では、構造設計料金は、何により変動するのでしょうか?

構造設計料金が上昇する理由の一つは、構造設計業界の人手不足にあります。

構造設計を依頼したいが、どこも多忙で依頼先が見つからない。そこで付き合いのある事務所に無理をお願いする。深夜残業、休日出勤を重ねないと対応出来ないため、見積りも高めになる。断られても良いと考え。

皆さん、何年も同じ単価で設計していないですか?休み返上での仕事も同じ料金ですか?

構造設計料金の相場は上昇しています。日銀総裁も物価上昇を望んでいるのです。

構造設計料金を上げるべきですよ!



posted by 建築構造設計べんりねっと at 17:51| Comment(0) | TrackBack(0) | レポート

2018年05月12日

建築設計の二刀流

MLB ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平の活躍が、話題になっています。賛否両論ありましたが、投手と打者の二刀流を貫いています。
しかし、残念な事に必然的に休みが多くなってしまうので投手としての規定投球回数、打者としての規定打席数に達してはおらず、個人成績ランキングには出ません。これのほどの大選手が記録を残せないのは残念です。
40529A4C-8437-4DE7-9B74-38F4ED835668.jpeg

効率や成果を求めるには二刀流はどうなんでしょう。

我々、設計業界で言ったら、構造設計と意匠設計の両方を一人でこなすようなものです。このような方も居る事は確かですが、両方をプロとしてのレベルで対応出来ている設計者は皆無だと思います。

意匠又は構造を本業とし、受注を増やすために他方も遣れると言う。。。しかし、その質は、とてもプロフェッショナルとは言えないレベル。。。

設計業界は意匠、構造、設備と別れ、更には設備では電気、衛生・給排水、空調、意匠では設計事務所により、得意な建物用途があります。構造においても、木造、非木造(RC、鉄骨)と専門が分かれ、両方を高いレベルでこなす人は多くはないと思います。




メジャーリーグは日本プロ野球よりも分業制が進んでいますが、設計業界も分業されています。それだけ、高いレベルでの設計を求められているからです。

大谷翔平選手は、特別だから、これだけ注目されるのです。

私達、普通の人間は出来る事を頑張るしかない。

意匠も構造も出来ますと言う設計は、どちらも中途半端、設計量が安いだけを売りの設計者、事務所が多いような。
posted by 建築構造設計べんりねっと at 21:18| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム

2018年04月20日

耐震補強は構造デザインか重要!

仕事の打ち合わせで出身大学に行きました。





自分の出身大学の先生と仕事で打ち合わせ出来るようになった事に感慨。

久しぶりだったので、打ち合わせが終わった後に大学内を一周。懐かしい。

大学時代にタイムスリップしたような気になります。
ここ、毎日、歩いてたな。ここで授業受けたな。サークルの仲間と食堂で駄弁ってたよなとか。

新しい校舎も出来てるけど、建築学科の校舎、教室は全く変わらず。私が大学に居た頃は比較的に新しい方だったので。

一番古い教養学部はと言うと、今もありますが、耐震補強がされています。

yjimage.jpeg
※ネットから拝借した画像で実際の校舎とは違います。

これを見た時、少し悲しく感じました。元気だった建物が杖をついてるおじいさんになってしまったような。。。

耐震補強。もう少し、スマートに出来ないのもかな。外観のイメージが変わらないように。
構造設計者である私は、普段、「耐力足りないんだから、仕方ないだろ。コストもかけれないし」と考えてしまいますが、この建物を見た大学の教職員、卒業生は、どう思う?

ありきたりの鉄骨ブレースによる補強じゃなくて、コストもかからず、スマートな補強方法の考案が必要と思いました。

これも構造デザインと言う言葉!


posted by 建築構造設計べんりねっと at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記