2020年03月26日

テレワーク、在宅勤務で構造設計は出来るか?

コロナウイルス対策で各企業は、在宅勤務(テレワーク)、時差出勤などを行っています。

しかし、在宅勤務、テレワークと言う業務形態は職種が限られます。また、会社内にも、それなりのシステム、設備が必要になります。
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構造設計と言う仕事は在宅勤務、テレワークが出来るのでしょうか?

個人で自宅で構造設計事務所を営んでいる人も大勢居るのだから、構造設計の在宅勤務、テレワークは問題なさそうにも思えますが、そんなに簡単ではありません。

構造設計を在宅勤務、テレワークで行う方法、必要な設備、システムを考えてみます。





ノートパソコン&ネット環境
何はともあれ、パソコンとインターネット環境がないと在宅勤務、テレワークは出来ません。
インターネット環境はスマホのデザリングでも対応可能です。
次にパソコンですが、業務で必要なソフトが入ってる会社のパソコンである必要があります。とすると、普段の会社での業務も持ち出しが出来るノート型パソコンを使用している必要があります。デスクトップ型パソコンだと在宅勤務、テレワークは出来ません。


構造計算プログラム
一貫構造計算プログラムを始めとする構造計算プログラムを使うのにライセンスを取得する必要があります。社員全員にライセンスが割り当てられていれば問題ありません。複数人でライセンスを共有している場合でもネット認証であれば、インターネット環境があれば問題なく使用出来ます。

問題なのは、USBキーで認証するプログラムです。これだと、複数人で共有する事が出来ません。

CAD作図用のモニター
在宅勤務、テレワークにはノート型パソコンとする必要があると書きましたが、CADで構造図の作成を行うのにノート型パソコンのモニターでは小さすぎ、作業効率が落ちる。図面作成用のモニターが欲しい。



計算書、図面のチェック用のプリンター
どんな仕事でもチェックの作業は重要です。建築においては、特に重要な作業です。確実な方法はやはり、プリントアウトをして、マーカーでチェックする方法です。
在宅勤務、テレワークとなると印刷が出来ない。家庭用のインクジェットプリンタでも出来るが、サイズはA4まで、そして、コストも高い。
これはかなり厳しい。

各種指針、文献、書籍
構造設計の仕事では日々、各種指針や文献、書籍で調べて、設計判断を行うと言う事を多くします。在宅勤務、テレワークだとこれが出来なくなります。

テレビ会議システム
構造設計業務についても社内、社外の打合せが多数あります。殆んどは、メール及び電話で済みますが、複数人でも打合せが必要な事項だと厳しい。
必要なのはテレビ会議、ウエブ会議システムです。
おすすめはMicrosoft teamsです。今、コロナウイルスの影響で利用者数が急増中です。

以上のように考えるとやはり、業務効率はかなり低下します。在宅勤務、テレワークで出来る仕事、会社でないと出来ない仕事を分け、在宅で出来る仕事をまとめておいて、対応する方法が良いのでしよう。
posted by 建築構造設計べんりねっと at 20:13| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム

2020年03月09日

日本の建築行政、建築基準法。日本建築学会が最強説!?

日本の建築行政、建築確認は、もちろん、建築基準法他の建築関連規定に従って、行われている。

そして、建築基準法だけでは対応出来ない構造方法や新技術に対しては、国土交通大臣認定と言うと制度が建築基準法の中にある。

もう一つ、建築基準法で扱えない構造方法を対応する手段として、「特別な調査又は研究」により、安全性を確認すると言う制度も建築基準法にはある。




何が該当するかと言うと個別に行った実験、そして、日本建築学会の基準、指針だ。

申請建物に採用する構造方法の安全性を実験で確認するのは良いでしょう。

一方、建築学会の基準、指針は、その組織だけで定める事が可能であり、なにやら、日本建築学会が超法規的な免罪符を持っているようなものだ。
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もちろん、建築学会の基準、指針は日本のトップの研究者が委員となり、作成されている。我々もそれを頼りに構造設計を行っている。

しかし、ガバナンス的にはどうなのだろうか?

日本建築構造技術者協会JSCAなどが独自の考えを示した場合、それも「特別な調査又は研究」となるのだろうか?他にもそのような団体が出来た場合はどうなる?

学会指針の中のある矛盾を考えた時にそんな事を思った。
posted by 建築構造設計べんりねっと at 21:14| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム

2020年02月25日

スマホで一貫構造計算をする時代もすぐ、そこに...

 スマートフォンが世に出た時、また、ストラクチャー社から、RCチャートのスマホアプリ「スマホで構造計算」が出された時、皆さんはどのような使い方を想像しただろうか?

 私を含め、40代以上の人は「現場や打合せ先でちょっとした計算が出来る」ではないだろうか。スマホはモバイル端末であるから、事務所の外で使うものと考える。




 しかし、最近の若い人を見ていると我々とは違った認識のようだ。私が事務所で見た若い構造設計者の様子。
・社内で打合せ中、調べものがあるとスマホをさっと出し、検索する。
・部材の当たりをつけるためにちょっとした計算をする時、電卓をたたくのではなく、「スマホで構造計算」で計算してる。


 デスクでパソコンが目の前にあるのに。

 聞くと「スマホの方が速いですから」と言う。

 彼らにはスマホはもはや、モバイルではなく、パソコンの代わりのようだ。端末が小さいことも気にならない。一貫構造計算もスマホアプリがないから、パソコンを使っている。

 きっと、スマホ対応の一貫構造計算プログラムが出来たら、若い構造設計者に爆発的に売れるだろう。

【スマホで使える便利ツール】
※以下のサイトはスマホのみアクセスが出来ます。

建築構造設計おススメのアプリ!
建築構造設計の実務で使えるスマホアプリを紹介しています!

建築構造計算ポケットブック
構造計算に必要な情報をスマホ版のポケットブックとして、掲載しています。
配筋標準図は便利です!
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posted by 建築構造設計べんりねっと at 07:26| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム