2019年10月16日

構造設計事務所の年間売上、社員の年収って、どのくらい?

 構造設計事務所の年間の売上高を調査してみました。調査方法は、リクナビ等の求人サイトの会社概要データに記載されている売上高の集計です。
 事務所名は表記していませんが、どこも純粋な構造設計専業の事務所です。

売上高.png

社員数平均30人の構造設計事務所の年間売上高は3億円弱、一人当たり1千万円弱


社員数30人と言うと比較的に大きい構造設計事務所にはなると思いますが、10数人規模で集計しても同じ程度です。




さて、この金額を大きいと思うか?、小さいと思うか?

もちろん、売上高なので利益ではありませんが、構造設計事務所は仕入れや外部委託はありませんので
経費は他の業種に比べ、大きくありません。一般の会社と同じ事務所賃料、光熱費等を除くと印刷代、
文房具、各種プログラムの保守管理料くらい。

ざっと、経費を計算してみます。
・事務所家賃 1,000,000円×12か月    = 12,000,000円
・光熱費等   250,000円×12か月    = 3,000,000円
・社会保険等  400,000円×30人     = 12,000,000円
・その他経費  100,000円×30人×12か月 = 36,000,000円
・法人税等  10,00,000円        = 10,000,000円

合 計                  25,300,000円

社員の給与を除いた経費は、2,500万円程度。

では、社員の給与はどのくらい払えるか?

会社利益を2000万円とし、売上高の3億円から、経費、利益を引くと残りは、2億5千5百万円。
社員数で割ると一人当たりの年収です。

なんと構造設計事務所の平均年収は、850万円になります!

日本の平均年収441万円の2倍近くになるではないか!平均なので、ベテランになると1000万円以上になるはず。

ここまでの年収がないとすると社長が儲け過ぎ?だとすると自分で構造事務所を作るのが一番だ。


何か、計算違ってますかね。。。


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2019年07月07日

こんな所にも構造設計技術者の仕事がある

構造設計技術者が勤める会社と言えば、まず、思い当たるのは、構造設計事務所。次に総合設計事務所、ゼネコン、ハウスメーカーなどがあります。

他には構造設計技術者を募集している会社はどんな所があるかを調べてみた。

images.jpeg

1.確認検査機関、適判機関
構造設計を直接、行う分けではありませんが建築確認、適判の審査業務でも構造設計のキャリアを生かした仕事が出来ます。私の知り合いにも多数、居ます。

2.サブコン
サブコンと言っても多数、ありますが、構造に関係する会社、例えば、杭、地盤改良施工会社などでも構造技術者を募集しています。
仕事しては、各案件の検討や工法開発(認定取得)などになります。

3.建材メーカー
同じく、構造体に使用する資材のメーカーでも構造設計者が活躍しています。こちらも主に工法、資材開発の業務になります。





4.不動産デベロッパー
不動産デベロッパーでも構造技術者を募集しています。仕事の内容としては、投資のためのコスト算出や実施設計、施工の進捗管理(社内報告)などです。

5.建設コンサルティング
企業を対象とした建設コンサルティング。コンストラクションマネジメントなどでも構造技術者が居ます。クライアントに代わり、設計内容をチェックし、より経済的な計画をするとの事ですが。

6.金融機関、投資機関
金融機関でも構造技術者が居ます。不動産投資のための鑑定(デューデリジェンス)です。構造のチェックも行います。

7.保険会社
金融機関、投資機関と同じように不動産投資鑑定や保険料率算定のための構造鑑定を行います。

このように構造設計技術者のスキルが必要とされている会社はたくさんあります。
まあ、これらの会社はある程度の経験とスキルを持った人のみを採用することになります。
転職を考えている方への参考になれば、幸いです。
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2019年04月16日

いまさら、構造BIMを学ぶC〜ユニオンシステムSS7とAuto Desk Revitとの連携について調べてみた。

いまさら、構造BIMを学ぶC〜ユニオンシステムSS7とAuto Desk Revitとの連携について調べてみた。


ユニオンシステムSS7のBIMソフトとの連携図による残りのソフトウェアは、Auto Desk Revit(レヴィット)





連携図による他のソフトウェアは意匠屋さんや積算屋さんが使うソフトウェアへのデータ変換的な感じでした。構造事務所が購入、使用するものではないと考えました。

Revitはどうなのか?

連携図によるとAuto Desk Revitと連携するにはST-Bridge変換プログラムでデータ形式を変換する必要がある。このプログラムはβ判なので無料のようだ。

この先はAuto Desk社のホームページから、調べる。
https://www.autodesk.co.jp/products/revit/structure

まず、こんな事が書かれている。

「配筋を3Dでモデリングが出来、詳細な納まり確認ができる。」

「鋼構造の接合部などを3Dで詳細なレベルで設計意図を表現できる。」

「詳細図のモデル要素は、建設データベースからの情報から作成できる。」

「Auto Deskの構造解析プログラムと連携出来る。」

achieve-more-accurate-concrete-reinforcement-details-thumb-900x450.jpg
connect-design-to-steel-workflows-thumb-900x450.jpg

なんだか、BIMっぽいぞ!

確かに今まで、スケッチを書いて、3Dで仕口部の配筋チェックや鉄骨接合部の納まりチェックを行っていたのが画面上で自動的に出来ると楽になる。
しかし、残念なのは納まらず、調整した場合の再計算を自動的にSS7フィードバック出来ないのは残念である。


ユニオンシステムSS7との連携をした場合の私の結論は以下です。

●意匠図作成データに変換させる事で構造躯体部分の整合を確保する事は可能だが、そもそも、構造設計は意匠図をもとに行っており、設計が終わった後で整合性を確認するのでは困る。

●積算データに変換させる事が可能であるが、数量の責任まで構造設計者が負う事になる。構造設計者は負担が増えるだけでメリットはない。

●そもそも、構造計算プログラム入力は建物形状を正確に入力する事ではなく、構造モデルが妥当になるように行っている。建物形状が違うと意匠担当や積算担当から、文句を言われそうだ。

●3Dデータに変換し、納まりチェックなどが出来るようだが、完全な形状にするにはデータの補正が多く必要になり、手間であると考える。

●使い方によっては高度な設計が出来そうだが、ユニオンシステムのプログラムからは常に一方通行である。
納まりなどのチェックツールにしかならない。また、変更する度にデータ変換、補正、チェックと言う手間がありそうだ。


結論として、SS7で設計出来るような建物の構造設計にはメリットはないと私は判断しました。

意匠図作成、構造図作成、設備図作成、構造計算もAuto Desk社のプログラムで行わないと完結しないような。

色々と調べるとBIMの中心はAuto Desk Revitです。構造計算プログラムで一番連携が進んでいるのは、構造システムのbusのようです。

一貫構造計算プログラムの中で一番、シェアが多いのはユニオンシステムのSuper Buildです。以前に行ったアンケートでは構造ソフトのBuild一貫が最高の評価を得ました。
BIMが定着してくるとbusの巻き返したがあるように思えます。
posted by 建築構造設計べんりねっと at 07:50| Comment(0) | TrackBack(0) | レポート