2019年11月08日

アーキニアリング・デザイン展2019「構造技術が拓く建築と空間」に行って来ました。

 建築会館の建築博物館ギャラリーで開催されているアーキニアリング・デザイン展に行って来ました。
DSC_0027.JPG

AFFAAE2B-5AC8-40DA-A78E-46952F3C2ABA.jpeg


 まず、最初の展示されているのが、力学から東京オリンピックへ「学生と考える五輪スタジアム」。学生の課題だと思いますが、オリンピック施設の構造模型とその解析を行ったパネルが展示されています。学生レベルですが、これだけ出来れば十分。
DSC_0024.JPG

 撮影、SNS投稿、OKとなっていたので、遠慮なくアップします。少し、ピンぼけですが。

 同じエリアの壁には、構造技術の歩み「空間構造」と「対震構造」 の解説が展示されていますが、これは受付で買った冊子(200円)と同じ内容なので、あとでゆっくり読むとして、スルー。



 次に「川口衞メモリアル」 として、今年5月に亡くなられた川口先生の作品の模型、功績が展示されています。

一番奥は、構造デザインの世界「若手構造家のプロジェクト」として、数々の現役世代の構造家の作品の模型、構造デザインを説明するパネルが展示されています。
DSC_0030.JPG

覚えている限りでは以下の方々。(敬称略)
坂田 涼太郎、山田 憲明、大野 博史、村田 龍馬、木下 洋介、 名和 研二、多田 脩二、 鈴木 啓、萩生田 秀之

この中に金箱先生の名前が。どう見ても若手構造家ではない。田村恵子さんの方ですね。宇土市立網津小学校の応力図模型が展示されています。これは面白いですね。
DSC_0038.JPG

そして、最後は、40 Years After BSS の軌跡(IASS とともに)として、張弦梁構造の軌跡が展示されています。
DSC_0026.JPG
このような展示を見て、いつも思うのは、構造システム、構造計画の重要性。意匠図と通り、構造計算しているだけでなく、構造計画にもっと力を入れないと。

11月13日まで開催していますので、近くの方は是非、どうぞ。尚、入場無料です。
posted by 建築構造設計べんりねっと at 12:58| Comment(0) | TrackBack(0) | レポート

2019年10月16日

構造設計事務所の年間売上、社員の年収って、どのくらい?

 構造設計事務所の年間の売上高を調査してみました。調査方法は、リクナビ等の求人サイトの会社概要データに記載されている売上高の集計です。
 事務所名は表記していませんが、どこも純粋な構造設計専業の事務所です。

売上高.png

社員数平均30人の構造設計事務所の年間売上高は3億円弱、一人当たり1千万円弱


社員数30人と言うと比較的に大きい構造設計事務所にはなると思いますが、10数人規模で集計しても同じ程度です。




さて、この金額を大きいと思うか?、小さいと思うか?

もちろん、売上高なので利益ではありませんが、構造設計事務所は仕入れや外部委託はありませんので
経費は他の業種に比べ、大きくありません。一般の会社と同じ事務所賃料、光熱費等を除くと印刷代、
文房具、各種プログラムの保守管理料くらい。

ざっと、経費を計算してみます。
・事務所家賃 1,000,000円×12か月    = 12,000,000円
・光熱費等   250,000円×12か月    = 3,000,000円
・社会保険等  400,000円×30人     = 12,000,000円
・その他経費  100,000円×30人×12か月 = 36,000,000円
・法人税等  10,00,000円        = 10,000,000円

合 計                  25,300,000円

社員の給与を除いた経費は、2,500万円程度。

では、社員の給与はどのくらい払えるか?

会社利益を2000万円とし、売上高の3億円から、経費、利益を引くと残りは、2億5千5百万円。
社員数で割ると一人当たりの年収です。

なんと構造設計事務所の平均年収は、850万円になります!

日本の平均年収441万円の2倍近くになるではないか!平均なので、ベテランになると1000万円以上になるはず。

ここまでの年収がないとすると社長が儲け過ぎ?だとすると自分で構造事務所を作るのが一番だ。


何か、計算違ってますかね。。。


posted by 建築構造設計べんりねっと at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | レポート

2019年07月07日

こんな所にも構造設計技術者の仕事がある

構造設計技術者が勤める会社と言えば、まず、思い当たるのは、構造設計事務所。次に総合設計事務所、ゼネコン、ハウスメーカーなどがあります。

他には構造設計技術者を募集している会社はどんな所があるかを調べてみた。

images.jpeg

1.確認検査機関、適判機関
構造設計を直接、行う分けではありませんが建築確認、適判の審査業務でも構造設計のキャリアを生かした仕事が出来ます。私の知り合いにも多数、居ます。

2.サブコン
サブコンと言っても多数、ありますが、構造に関係する会社、例えば、杭、地盤改良施工会社などでも構造技術者を募集しています。
仕事しては、各案件の検討や工法開発(認定取得)などになります。

3.建材メーカー
同じく、構造体に使用する資材のメーカーでも構造設計者が活躍しています。こちらも主に工法、資材開発の業務になります。





4.不動産デベロッパー
不動産デベロッパーでも構造技術者を募集しています。仕事の内容としては、投資のためのコスト算出や実施設計、施工の進捗管理(社内報告)などです。

5.建設コンサルティング
企業を対象とした建設コンサルティング。コンストラクションマネジメントなどでも構造技術者が居ます。クライアントに代わり、設計内容をチェックし、より経済的な計画をするとの事ですが。

6.金融機関、投資機関
金融機関でも構造技術者が居ます。不動産投資のための鑑定(デューデリジェンス)です。構造のチェックも行います。

7.保険会社
金融機関、投資機関と同じように不動産投資鑑定や保険料率算定のための構造鑑定を行います。

このように構造設計技術者のスキルが必要とされている会社はたくさんあります。
まあ、これらの会社はある程度の経験とスキルを持った人のみを採用することになります。
転職を考えている方への参考になれば、幸いです。
posted by 建築構造設計べんりねっと at 08:24| Comment(0) | TrackBack(0) | レポート