2020年04月18日

建築構造の名門、日大理工学部を徹底研究A〜日大理工建築の基本情報

 続けて、日大理工の基本情報を以下にまとめます。




日大の建築系学科は3つの学部にある。理工学部は何が違う?
 日大の建築系学科は理工学部、工学部、生産工学部にあります。また、理工学部には建築学科の他、海洋建築工学科と言う海洋建築工学を学ぶ学科があります。

 この3つの学部が何が違うかと言うと一般的には理学部は「基礎研究」、工学部は「応用研究」。理工学部はその中間。生産工学部は「工学に経営的な視点を加味した研究」となります。建築構造の場合、何が違うのか良く分かりませんが、明らかに違うのは場所と入学の難易度です。

【理工学部 建築学科】東京都千代田区、偏差値 52.5
【生産工学部 建築工学科】千葉県習志野市、偏差値 45.0
【工学部 建築学科】福島県郡山市、偏差値 40.0

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 日大の建築系では理工学部が一番、偏差値が高い。偏差値だけなら、早稲田大学、明治大学の方が高い。しかし、日大理工の方がある面では高い実績を出している。これには理由があるはず。

日大理工学部建築学科の教育方針
 日大による理工学部建築学会の紹介ホームページを開くと最初に以下のように書かれています。
 建築学科は1920年の創設以来、わが国の建築教育の歴史の中で「私学の雄」としてゆるぎない伝統と実績を重ねてきました。
教授陣には、構造、設計、計画、環境など幅広い分野のスペシャリストをそろえ、他大学に例を見ない充実した体制の中で建築の専門知識を学びながら、後世に残る「ものづくり」の楽しさや喜びを体感できる教育を行っています。

 「教授陣には幅広い分野のスペシャリストをそろえ」の例として、構造が一番最初に上がっています。また、PICKUP科目として。建築構造実験が上げられています。

 こんな建築学科はあります?日大理工が建築構造に力を入れている証拠です。

 また、リクルート社の進学情報サイトスタディアプリでも「構造の日大」と紹介されています。世間にも認められていると言う事です。




日大理工学部建築学科にはこんな授業がある
 日大理工学部建築学科の構造系授業を紹介します。
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初等構造力学

 構造設計の基本である“構造力学”。構造設力学の授業と言えば、“構造力学T”との名前で1年次に行う授業を想像すると思いますが、日大理工の1年次は、『初等構造力学』との名前になっています。
 内容は、「力の釣合いと力の流れの理解する。力とは何か、建物は何故建っているのかを考えながら、力を理解する上で必要となる基礎的な知識について学び、構造力学の入門準備を計る。」と言う事です。
 構造力学の授業でいきなり、挫折してしまう方も多いので、このような入り方も効果的と考えます。

構造力学T〜W

 本格的な構造力学の授業は二年次、三年次にあり、T〜Wまであります。通常はUまでだと思いますが、日大理工はそれだけ、構造設計の基本である構造力学をしっかり身に付けるとの考えなのでしょう。

特別講義

 安全性と経済性を確保する「構造設計」、創造性と可能性をめざす「構造デザイン」とはどうあるべきかを実務経験のある教員から学ぶ授業です。講師はArup與那嶺仁志氏です。

対地震構造

 これも実務経験のある教員より、実際に解析プログラムを使用して,基本的な制震構造と免震構造の設計を実習する授業があります。

 その他、実験関係の授業もたくさんあります。構造実験と言うのは構造設計者として、社会に出ても、なかなか体験する事が出来ません。数字の上だけでなく、構造設計を感覚的に理解するためにも有意義な経験になります。

 私の感想としては構造設計の基本である構造力学をしっかり身に付けること、また、実務的な授業を通して、設計者を育成するとの方針があるように思えます。



posted by 建築構造設計べんりねっと at 09:34| Comment(0) | TrackBack(0) | レポート
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