にわかに言われてる『建築構造の名門、建築構造を学ぶには日大理工学部が最強』。これを調べるために日大理工学部建築学科を徹底研究します。

なぜ、日大理工が最強と言われる?
日大理工が構造設計の名門、建築構造を学ぶには日大理工が最強と言われるには客観的事実があります。それは、ずばり、JSCA賞や構造デザイン賞を受賞している構造家、有名構造設計者を最も多く輩出しているのです。
建築構造設計べんりねっとの「やっぱり、構造家、有名構造設計者は一流大学を出ている!?」の記事でJSCA賞、構造デザイン賞受賞者の学歴を調べたところ、東京大学、京都大学、東京工業大学も多いのですが、最も多い大学は日本大学なのです。
日本の社長の出身大学トップは日本大学である事を知っている人が多いと思いますが、理由はたくさんの学部があり、学生数が最も多いマンモス大学であるからと言われいます。
しかし、ここで建築構造最強と言っているのは理工学部建築学科です。日大の建築学科は他にも工学部、生産工学部にもありますが、理工学部に限れば、学生の数が多いからと言う理由では説明がつきません。マンモス大学で言えば日本一受験者数が多い明治大学にも建築学科はありますが、日大理工の方が圧倒的に多い。
日大理工出身の有名構造家
では、日大理工出身の有名構造家、構造設計者を紹介します。
渡辺邦夫(構造設計集団SDG)
構造デザインと言う言葉を生み出した構造設計界の巨匠です。

1990年JSCA賞(幕張メッセ)
1997年JSCA特別賞(東京国際フォーラム)
1999年松井源吾賞(幕張メッセ北ホール)
※松井源吾賞は現在の構造デザイン賞です。
今川憲英(T.I.S. & PARTNERS)
外科医的構造建築家と呼ばれる有名構造家です。
1992年JSCA賞(図研本社・中央研究所)
1994年松井源吾賞(石打ダム資料館)
播繁(鹿島建設、播設計室)
鹿島の設計・エンジニアリング総事業本部構造設計部長を務めた構造設計者です。
1991年JSCA賞(あきたスカイドーム)
1992年松井源吾賞(大阪東京海上ビルディング)
梅沢良三(梅沢建築構造研究所)
1995年JSCA賞(すみだ生涯学習センター)
2000年松井源吾賞(鳥取県立フラワーパーク)
2009年JSCA賞(彩の国くまがやドーム)
中田捷夫(中田捷夫研究室)
1995年松井源吾賞(檮原町地域交流施設)
1995年JSCA賞(コーベコニシ本社・物流センター)
金田勝徳(構造計画プラス・ワン)
1993年JSCA賞(酒田市体育館)
2000年松井源吾賞(埼玉県立大学)
徐光(ジェー・エス・ディー)
2006年構造デザイン賞(アルミニウムハウス)
2010年JSCA賞 業績賞
多田脩二(多田脩二構造設計事務所)
2005年JSCA賞(中国木材名古屋事業所)
2005年松井源吾賞(中国木材名古屋事業所)
大野博史(オーノJAPAN)
2011年構造デザイン賞(Ring Around a Treeふじようちえん増築)
小西泰孝(小西泰孝建築構造設計)
2008年構造デザイン賞(神奈川工科大学KAIT工房 )
2013年JSCA賞奨励賞受賞(熊本駅西口駅前広場 )
与那嶺仁志(Arup)
2019年構造デザイン賞(道の駅ましこ)
斎藤公男(日本大学名誉教授)
1993年 松井源吾賞「テンション構造による一連の大スパン建築」
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