2018年10月09日

構造計算に使用する係数について

構造計算に使用する「係数」。様々な係数があるが、この影響が大き過ぎるのものは、どうかと思う。

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地震地域係数、重要度係数などは建物の仕様、クライテリアを設定するものなので設計者、クライアントが自由に設定すれば良い。

他の〇〇係数と呼ばれるものは、どうだろう。

係数と呼ばれるものは基本的に単位がない。その計算式において、仕様等に応じて、結果を補正するものである。計算式、評価式は基本、理論に基づいて考案されるが、その評価式による結果が実状、実験結果と乖離している事に対する補正である。
係数の影響が大き過ぎるものは、その理論の精度についても疑問に思ってしまう。構造設計において、構造計算は性能規定を求めるものと思うが、その性能の精度に対しても。



例えば、変形増大係数。構造形式、部位により、値が決めれているが、RC梁は8倍、RCスラブは16倍である。梁とスラブの違いは断面サイズ、支持形式の違いである。詳細な構造計算を行い、最後に8〜16倍も割り増してしまう。それも断面形状、支持形式により、2倍もの誤差がある。

詳細な構造解析をする事の意味も少なくなってしまうとも思ってしまう。

構造設計において、構造計算とは性能規定を求めるものであるが、我々の構造計算にも、それだけの不確実さがあると理解すべきなのであろう。
posted by 建築構造設計べんりねっと at 07:47| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム
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