2016年11月15日

構造設計。独立すると年間236万円の手取りが増えます。

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 構造設計事務所を設立する為の費用、経費試算の記事を書きましたが、独立して構造設計事務所を経営した場合、年収はどのくになるか、試算してみます。

「構造事務所設立計画」URL:http://arc-structure-forme.sblo.jp/article/177027124.html

会社員で構造設計をした方が得か?独立して構造事務所を開いた方が得か?





 まずはサラリーマンの平均年収を調べてみました。調査には「年収ラボ(http://nensyu-labo.com/)」と言うサイトを参考にしました。年齢は40歳の設定とします。

サラリーマン全体の平均年収:564万円
一級建築士:577万円 (644万円、平均49.7歳を40歳相当に調整)

 一級建築士と言う事で若干、平均より高くなっています。尚、職業別では一級建築士は14位の歯科医師に次ぐ、15位となっています。

そして、税金、保険などが引かれ、手取りは約484万円になります。

さて、独立して構造事務所を経営した場合はどうか?

 まず、売上です。サラリーマンと同じ程度の休日を取るものとし、一ヶ月程度で設計可能な延べ面積1000uのマンションを年間、10棟設計するものとします。ちょうど良く仕事が続くとも限らないので年間10棟の設定とします。設計料は以前、『建築構造設計べんりねっと』で調査した金額より、一棟100万円とし、売上は年間で1000万円になります。

 ここで年間経費は約120万円で利益は880万円になります。手取りはここから保険料、税金を引かれる事になりますが、まず国民健康保険、国民年金で約60万円。取得税、住民税で約160万円。そして、個人事業税が約20万円。
 〆て、240万円引かるれる事になるので手取りは640万円。ちなみに消費税の納付義務のない売上1000万円以下であれば、その分の80万円が上乗せされ、720万円になります。

サラリーマンの手取りよりも年間236万円多くなります。

 ちなみにサラリーマンで同じ手取りとするには1000万円弱の年収が必要です。これはサラリーマンの5%程度です。

構造設計の仕事をするのであれば、独立した方が得。

P投げ銭!
posted by 建築構造設計べんりねっと at 10:36| Comment(1) | コラム
この記事へのコメント
ざっくりの試算なので誤差があったら、すいません
Posted by 建築構造設計べんりねっと at 2016年11月15日 10:44
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