要因の一つとして、YouTubeがあるのでしょう。今までであれば、自らの芸、作品を発表する場はテレビ局であって、その仕事を取ってくる事務所が必要でしたが、YouTubeであれば自由に簡単にチャンネルが作れます。撮影のための機器も高性能で安価なったのも要因の一つでしょう。
そして、何よりも事務所に所属する経費が大幅に削減でき、収入が増えることでしょう。

我々、会社員、構造設計者はどうでしょうか?これからの時代、どうするべきでしょうか?
会社、事務所に所属する理由
会社、事務所に所属するメリットを考えてみます。まずは構造技術を修得するためでしょう。大学を卒業し、構造設計職に従事し、いきなり一人で何でもできるわけではありません。上司、先輩からの指導を受けるためにも会社、事務所に所属する必要があります。
また、経験、実績もない構造設計者に依頼するクライアントも居ません。貴方がどんなに優秀でも、その事も知りようがありません。
次に仕事を行うには道具が必要です。パソコン、構造計算プログラム、専門書籍。当然、仕事を行うスペースも必要です。
そして、何よりも安定した収入を求めてでしょう。
他の業界、業種は?
では他の業種はどうでしょうか?プログラマー、システムエンジニア、デザイナーなどはフリーランスで活動している人も多く居ます。これらの人が収入が少ないかと言うとそうでもありません。同じ仕事を企業に頼むよりは単価が低いでしょう。しかし、個人、フリーランスのため、自分に入ってくる金額はサラリーマンと比べ、低くはありません。そして、このような人達に業務を依頼するスキームも出来ているのです。簡易なスキームとしてはクラウドワークスなどがあります。

これらの業務の特徴としてはチームで行うのではなく、個人で行うものであると言うことです。もちろん、全体のシステムは多くの人が係わるかと思いますが、それぞれ個人の業務を集めたものです。
コロナで分かった。構造設計者も独立すべき
構造設計者はこれからどうすべきでしょうか。新型コロナウイルスにより、働き方が変わりました。在宅勤務が定着し、自宅に居ながら構造設計を行っています。業務に必要な道具は既に揃っていると言うことです。
そもそも、一つの建物の構造設計は一人で行っていることが殆どでしょう。
独立するとなると安定した業務の受注が問題です。おそらく、仕事は減るでしょう。しかし、考えてみて下さい。貴方の事務所、会社が構造設計を請け負っている費用を知っていますよね。そして、自分の給料も。今よりも少ない仕事量でも今の給料を確保することが可能でしょう。
構造設計者の皆さん、独立を考えてみたらどうでしょうか。
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