働き方改革の本当の狙い
2018年4月に働き方改革関連法案が可決され、残業時間の上限規制、有給休暇の消化義務化、多様な働き方の実現が提唱されました。また、その中では副業が推奨されています。
そして、今年4月には自民党から『週休3日、給与2割減』が提言されました。サントリー新浪社長からは『45歳定年制』が提唱されました。
ようやく、働き方改革の本当の狙いが見えてきました。
日本企業の国際的競争力を上げるため、日本では出来ない解雇(レイオフ)の代わりに人件費(固定費)の削減を行うことです。そして、一時的な仕事の増加に対しては副業の人材で対応すると言うことです。
在宅勤務の定着で更に副業を行い易い環境になりました。
構造設計の仕事は減少傾向
野村総合研究所により住宅着工統計の予測が出されています。1990年と比較すると既に1/2と減少しており、今後も減少する見込みです。

つまり、我々、構造設計者の仕事も確実に減った、今後も減っていくとのことです。
1年で1/2に減ったのであれば、多くの人が危機感を感じますが、怖いのは徐々に減ったことです。この間、物価も上がらず、生活も急激には変わらず、多くの人はこの事に気づいていません。
構造設計者も早く動くことが必要です。
簡単に副業をするにはクラウドワークスがおすすめ
このような世の中の動きに対し、オンライン上で在宅ワーカーと仕事発注者のマッチングを行うクラウドソーシングを提供するサービスが定着してきました。有名なところではクラウドワークス、ランサーズ、Yahoo!クラウドソーシングがありますが構造設計の仕事を探すのであればクラウドワークス


理由は単純に構造設計の仕事は多いからです。
いくつか、クラウドワークスによる構造設計業務について、紹介します。
●建築構造設計と構造図面の作成:固定報酬制(ワーカーと相談)
構造設計と確認申請に関わる構造設計図面の作成の依頼
・階数:2階
・構造形式:1階 鉄骨造、2階 木造
・建築面積:100m2程度
・延床面積:180m2程度
●構造設計補助:固定報酬制(ワーカーと相談)
多様な構造設計案件の設計協力
・内容:構造設計業務全般
・仕事量:要相談
●建築の構造アドバイス:固定報酬制(5,000円 〜 10,000円)
ラフな建築設計案に対してコストダウン、よりよい構造形式を考えた構造チェック。
(構造設計的な責任不要)
●建築物(避難用らせん式滑り台・らせん階段など)の構造計算作業:固定報酬制(ワーカーと相談)
●構造計算請負業務:固定報酬制(50,000円 〜 100,000円)
構造計算ソフト/STRDESIGN(貸出)を利用しての在来工法構造計算業務
※ソフトは貸与可能
●地下車庫構造計算:固定報酬制(165,000円)
●既存図面(伏図、軸組図)のCADトレース(DRA-CAD): 固定報酬制(100,000円 〜 300,000円)
・基礎伏図、1階〜屋根伏図で6面
・軸組図、X方向で8構面、Y方向で14構面となります。
副業で構造設計をするのに必要なもの
@構造計算プログラム
構造計算業務を行うには構造計算プログラムが必要ですが、一貫構造計算プログラムでの検討が必要であるような大規模な建物がクラウドソーシングにはありません。建物一式と言うと木造住宅程度なので購入しても2、3件の対応を行えば十分ペイ出来ます。
株式会社ストラクチャーで公開しているフリーソフトでも対応できる程度です。
ACAD
中にはCADソフト指定もありますが、殆どは無料であるJW_CADで十分対応可能です。
B時間
コロナ禍、在宅勤務が定着し、通勤時間がなくなった分を充てることで対応できる業務も多数あります。
1日往復2時間の通勤時間がなくなった事を考えると週で10時間です。この時間があれば対応可能です。
Cスキル
副業で構造設計業務を行うのに最も必要なものはやはり、構造設計スキルでしょう。どこからの仕事でもスキルがないと安定した受注は見込めません。また、限られた時間の中で行う副業では仕事が遅い人は務まりません。
これからの時代を生き抜くはやはり確かなスキルを身に着けるのは絶対条件です。
タグ:構造設計者の収入