2021年05月10日

どうなる、若手構造設計者!?これってパワハラ?

 某ゼネコン、某設計事務所に勤める友人と若手社員の育成について話したことです。

 働き方改革関連法(2019年4月施行)、パワハラ防止法(2020年6月)により、部下、若手社員に対する対応が変わりました。人事部からも厳しく言われています。

 もちろん、ハラスメント行為は論外です。

 ではNGと言われた具体例を上げてみる。
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@勤務時間外に専門書籍を読むことを指示すること。
「RC規準のスラブの設計の部分を読んで、理解しておいて」

 これがNGになる。言わばサービス残業を指示したことになるとのこと。

 もちろん、勤務時間中に読むことをダメだと言ったわけではない。しかし、勤務時間外も構造設計に興味を持ち、勉強する姿勢は必要と思います。


A専門書籍を購入することを勧める
「技術基準解説書は構造設計基準の基本となるものだから、自分で買って、いつも手元に置いておいて。」

 これもNG。業務で必要なものであれば会社で貸与しなさいとのこと。





B基本知識がない新入社員にその指摘をする
「構造力学くらい理解してないと仕事にならないぞ。」

 これもNG。

「これは構造設計をする上で基本なので、僕は君に是非、修得してもらいたいと思っている。」などと伝えるのが正解らしい。

 こんな方法で若手の構造設計者は育つのか?

 最近の新入社員は配属時の挨拶で「私は褒められて伸びるタイプなので怒らないで育てて下さい。」と言う人がよく居る。これは冗談?ネタ?
 人事部からもパワハラと言われるから部下を怒るなと言われている。では、「出来ない、やらない部下はどうすれば良いのか?」と聞いたら、人事部からは「ほっておけ。新入社員は3年以内に3割は退職する。会社には、どの年代も一定数、仕事が出来ない人は居るものだ。」との回答。。。

 これで良いのか?若手構造設計者の皆さん




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2021年05月02日

『ASTIM/立体フレーム』が半額で購入できます!今がチャンス!

アークデータ研究所の木造一貫構造計算プログラム『ASTIM/立体フレーム』をアルキテック株式会社から購入するとなんと、半額で購入できます!

 どう言う事かと言うと、建築構造計算ソフトウェアを正規販売代理店 アルキテック株式会社が経済産業省のIT導入補助金のIT導入支援事業者に採択され、アルキテック株式会社より申し込み、審査を経て採択されると、購入金額の最大半額・150万円までの補助を受けることが出来ます。
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使わないと損です!

IT導入補助金とは


 IT導入補助金とは経済産業省が中小企業や小規模事業者の経営力向上のために認定した生産性向上に寄与するITツールを導入する際に補助金を支払ってくれる制度です。

※IT導入補助金に関する詳細は以下のURLより
 https://www.it-hojo.jp/

 補助金を受けられる対象としては、日本国内で事業を行っている中小企業・小規模事業者になります。構造設計事務所がどの業種に分類されるか分かりませんが、ほぼ利用出来るでしょう。

自称“大企業”の個人事務所でも大丈夫です。(笑)

『ASTIM/立体フレーム』を検証してみた

 以前、『建築構造設計べんりねっと』の記事で木造一貫構造計算ASTIMを検討していますが、ASTIMは従来の木造構造計算プログラムとは全く違うものです。『ASTIM』入力はシンプル、どんな形状でも、そのまま対応できる。構造設計者が納得できる構造計算が行われているプログラムです。

詳細は以下を参照して下さい。
アークデータ研究所の木造一貫構造計算ASTIMをKIZUKURIと比較してみました。

他にも補助金の対象となるプログラムが!

 今回のアルキテック株式会社によるIT導入補助金としては他にも以下のプログラムがあります。

【株式会社 構造システム】
 構造モデラー+NBUS7
 任意形状立体フレーム弾塑性解析 SNAP

【株式会社 東京デンコー】
 2×4壁式3

是非とも、この機会に導入しましょう!









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