2019年10月12日

実際にあった建築構造の笑えない話

私が聞いた過去に実際にあったことです。住宅メーカー、不動産会社の営業マンの笑えない営業トーク。
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平成27年、30年、免震装置、制振ダンパー性能偽装事件を受けて
「安心して下さい。弊社のマンションは、免震でも制振構造でもない耐震構造なので、地震に強いです。」

ん、耐震構造の方が強い?免震、制振より?


土石流被害のニュースを受けて
「土石流を受けても、建物が被害を受けないように1階には壁がない構造となっています。土石流が柱と柱の間を抜けていきますので安心です。」

ピロティになってるやんけ!土石流には強くなっても、地震に弱くなってる。






平成30年、大和ハウスの大臣認定不適合事件を受けて
「安心して、下さい!うちの建物は国土交通大臣ではなく、もっと厳しい民間会社の確認申請を受けてますから!」

大臣認定、性能評価の方が審査が厳しいと思うが。


平成27年、旭化成建材、杭施工データ偽装事件を受けて
客:「建物が沈んで傾いてるようなんだけど」
住宅メーカー営業マン:「確かに沈んでますね。でも、安心して下さい。ニュースになってる旭化成のような杭は打ってませんので」
客:「原因は?」
住宅メーカー営業マン:「悪いのは地盤ですね。」
客:「そうか、うちの土地の地盤が悪かったのか。」

そんな言い訳が通用するのか?悪いのは設計では。


平成23年、東日本大震災を受けて。東京、震度5
客:「建物にヒビが入ってるのだけど、原因はなにかしら?」
設計担当:「調べましたが、原因は地震ですね。でも、安心して下さい。直りますので。直ぐに見積りを持ってきます。」

そんな言い訳が通用するのか?地震で壊れないようにするのが設計では?震度5程度では。


平成17年、構造計算書偽造事件(耐震偽装事件)を受けて
「安心して、下さい!弊社の住宅は、構造計算をしていませんから、偽造はありますん。」

本当に笑えない。。。。




もっと、笑えない話。
友人:「中古マンションを買おうと思ってるのだけど。いわく付きのマンションで耐震強度が低いと言うらしいのだけど、大丈夫かな?」
私:「図面と計算書を見てみないと分からないけど、やめといたら。」


何らかの原因で耐震強度不足が発覚したが、取り壊しは逃れている。そんなマンションが流通しているらしい。

P投げ銭!
posted by 建築構造設計べんりねっと at 10:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記