2017年09月26日

建築構造設計会議室を盛り上げてくれた構造屋さん達

『建築構造設計べんりねっと』のメインコンテンツ「建築構造設計会議室(掲示板)

会議室がここまで盛り上がったのは、数々の構造設計のベテラン、そして楽しい参加者の方が居たからです。
http://arc-structure.sakura.ne.jp/bbs.htm

そこで、会議室で忘れてはならない方々を紹介します。この会議室が長い方は懐かしいと思う人もいると思います。




喰えないラーメン屋 さん
かなりのベテラン構造屋さんと思われます。初期のメインメンバーです。少しふざけた感じの書き込みが楽しい!何やら、いつも焼酎を飲んでるとか(笑)

昭ちゃんさん
いつも的確な回答。様々な構造設計に対する問題提議。昭ちゃんさんも初期からのメンバーです。たまに厳しい御言葉も。

その他に、もぐらさん、imaさん、Lionさん、天婆〜さんなど技術的にも優れた、魅力的な方々が参加してくれました。

そして、平成17年の耐震偽装事件、平成19年の建築基準法改正により、一気に参加者が増えました。

確認検査員Aさん
建築基準法改正で混乱している中、的確に法解釈、基準解釈を教えてくれました。本当に確認検査機関に勤める人だったらしいです。立場上、書き込みが出来なくなったようなのが非常に残念です。

京子(敢えて、さん付けなし/笑)
男性中心の会議室に突如、現れた女性らしき?人。何やら、海外で構造設計をしてるとか。。。自由奔放な発言で会議室を盛り上げてくれました。本当に女性か、どうかは不明です。。。

木っ端役人さん
突然、問題提議をして、会議室が炎上することも。

風(かぜ)さん、濱さん、鳥刺し好きさん、ツァウストラさんも議論を盛り上げてくれました。

この会議室のベテランの方々から、すると「おいおい、この人を忘れんなよ」と言う方もまだまだ、たくさん居ると思います。

星1すいません。。。

一時期より、この掲示板は初心者には厳しいとの話も出ましたが、また、構造設計の楽しい議論をしたいですね。


posted by 建築構造設計べんりねっと at 22:50| Comment(0) | コラム

2017年09月20日

確認サービス社の構造設計一級建築士の定期講習を受けてきました!

今年度は3回目の構造設計一級建築士 定期講習の年。今年も確認サービス社で受けてきました。
report11_01.jpg

その様子はコチラ。http://arc-structure.sakura.ne.jp/report11.htm




このブログでは定期講習の日の出来事の私の単なる日記。

受講レポートにあるように午前の講習は11時30分まで。昼ごはんを食べに行こうかと思ったら、同じ講習会場に知り合いが居ましたので一緒に昼ごはんを食べてきました。

5年ぶりくらいに会ったその人は、構造設計事務所の経営者。と言うか、今では一人でやっている方です。現在、67歳。以前はその事務所は5人くらいの所員が居たのですが、60歳を期に「これからは小さい建物だけ設計して、のんびりやりたい」と全員を独立させ、現在は一人の事務所。
もちろん、修了考査を早めに終わらせて、飲みに行きました。以前は良く一緒に飲んだものです。

前からのその人の口癖は、「構造屋はつまらないよ。いつまで経ってもずっと勉強し続けないとならない。
疲れる商売だよ。」

私よりもずっと年上ですが、凄い勉強家です。基準の改正などがあると何処が変わったか良く聞いたものです。

今も現役バリバリです。小さい建物だけやると言っていましたが、前ほど無理に仕事はしなくなったようですが、今でも高層もバンバンこなしているようです。

やっぱり、好きで辞められないんだ。お酒は弱くなったようですが。。。。(笑)

久しぶりに楽しいお酒でした!

おじいちゃん、まずは80歳まで頑張ろうよ!まだまだ、技術力は問題ない!

posted by 建築構造設計べんりねっと at 21:30| Comment(0) | 日記

2017年09月19日

建築基準法改正の本当の理由

建築基準法の構造関連規定は過去の大地震がきっかけで改正、強化されてきたと一般には言われていますが、、本当でしょうか?

確かに昔に遡ればそうでしょう。
関東大震災(1923年)⇒1924年 市街地建築法改正
十勝沖地震(1968年)⇒1971年 施行令改正(RC造の帯筋の基準を強化)
宮城県沖地震(1978年)⇒1981年 新耐震設計法導入

平成以降はどうでしょうか?
大地震がきっかけと言うよりも企業(メーカー)、設計者側の問題が要因ではないでしょうか?




1995年には阪神淡路大震災が起きました。その後の建築基準法の改正は2000年になります。この改正では木造建築物における構造設計規定の強化が行われました。
・地耐力に応じた基礎仕様の制定
・地盤調査の義務化
・継手、仕口の仕様の制定
・耐力壁配置のバランス計算の規定制定

改正の内容は木造中心です。もちろん、阪神淡路大震災の影響はありましたが、本当の要因は、秋田杉の需要拡大を目的として設立された第三セクターである住宅販売会社「秋田県木造住宅株式会社」の起こした欠陥住宅問題です。これは社会問題にもなり、自民党の西川議員が国会でも取り上げた事がきっかけで建築基準法の改正、強化が行われました。

もちろん、阪神淡路大震災による構造設計基準の改訂が全くなかったと言う訳ではなく、限界耐力設計法の導入なども行われいます。しかし、この際の説明会では、新設計法の必要性よりも現行設計法の妥当性を強調する説明が多かったのを記憶しています。大震災からの反省と言うよりも現行基準の正当性を訴えたいとの国交省の意向を感じました。
構造関連規定の強化よりも秋田杉問題が基準法改正をさせたと感じざると得ません。

「建築物の構造規定」(現在の「建築物の構造関係技術基準解説書」)の改訂は行われています。柱梁接合部、構造スリット、ピロティの規定が強化されています。その他、日本建築学会の指針も多数改正されています。

次の大きな改正は、2007年(平成19年)になります。
・建築確認、検査の厳格化
・建築士に対する罰則強化
・構造計算適合性判定の導入
・構造設計一級建築士制度の導入

言わずも知れた姉歯建築士による耐震偽装事件がきっかけです。
2004年には新潟中越地震が起きていますが、この改正では実質の耐震規定の強化はありません。

さて、ここ数年はどうでしょうか?
2011年には東日本大震災が発生しています。
2014年に建築法改正が行われていますが、東日本大震災を受けてと言うよりも2007年改正の緩和と言う内容です。

この中には法12条5項の改正が行われ、特定行政庁が建築材料等を製造した工場への立ち入り調査や大臣認定等を受けたものに対しての調査ができるようになりました。
これは東洋ゴムによる免震装置のデータ偽装事件が改正の原因です。

平成28年3月には告示468号「基礎ぐい工事の適正な施工を確保するために講ずべき措置」が施行されています。
これは旭化成建材の杭施工データ改ざん事件が原因です。

このように建築基準法の改正は大地震がきっかけと言うよりも設計者、企業(メーカー)の不適切な対応がきっかけと言わざるを得ません。もちろん、このような設計者、企業(メーカー)は一部であり、殆どは善良にまじめに適切に設計を行っています。しかし、このように一部の設計者、企業(メーカー)の不適切な対応のために大多数の善良な設計者の負担が増えています。

過去の事例を見ても、耐震規定の強化、性能強化と言うのは法改正がなくとも各種建築関連団体による研究などにより、行われていくものです。
問題を起こした設計者、企業には厳しい罰則を科せばよく、不要な法改正などは必要ないと考えます。

社会問題となれば、世間は誰かに責任を取らせることを要求するのでしょう。行政としては世間、国民に対応をしたことを示すために構造設計業界全体に対する措置を行います。しかし、これらの施策は本来の目的のためにはならず、構造設計業界に負担を与えるものであり、良質な建築物を提供することに対し、適切な対応となっているとは思えません。

民間の設計会社、設計事務所、そして、民間の確認検査機関に任せればよい事だと思います。


posted by 建築構造設計べんりねっと at 00:00| Comment(1) | コラム